合宿免許ってお得なの?メリットとデメリットを徹底解剖

自動二輪免許の取得する時に通学か、合宿かどちらにするか迷うと思います。
いずれのプランもメリットとデメリットがあります
教習所入校後は通学から合宿、合宿から通学のプラン変更はできないため事前によく検討して予約を取りましょう。

合宿免許のメリット

合宿免許のメリットは大きく分けて4つあります。
1つ目は最短取得が出来る。2つ目は料金が安い。3つ目は手続きが楽。4つ目は楽しいという事です。
では、1つ目から解説していきます。

[1.最短取得ができる]

合宿免許の最大のメリットと言ってもいいでしょう。
教習所で自動二輪免許を取るためには法律で定められた時限数分の技能や学科を教習し、卒業検定試験に合格しなければなりません。
この時限数をクリアする上で必要な期間は通いだと10日~1ヶ月程かかりますが、合宿の場合は9日間という短期間で済みます。
これは合宿の場合1日に必ず2時限(2段階は3時限)乗車でき、他の時間は学科を受講でき時間のロスがないため、最短で卒業が可能というわけです。
春休み等の混雑時期に毎回乗車できるのは合宿免許の強みですね。
普通二輪免許の合宿スケジュール

[2.料金が安い]

これは厳密に言うと安く取れる時期があるということです。
通い免許は基本的に年間を通じて一律料金、場合によってはキャンペーン等もありますが普通二輪免許は13万円~、大型二輪免許は10万円~位です。
一方合宿免許の場合は安い時期で11万円台、学生割りやネット割り等の年間割引も利用できるため実質10万円台で取得可能です。
安い時期と言うのはいわゆる教習所が空いているオフシーズンで学生が多い春休みや夏休み、冬休み以外の時期を指します。
教習所としてはお客様にもっと来校していただきたいので、料金を出来るだけ安くして集客しているという訳です。
また合宿料金には通いと同様に入学金、技能や検定料、教材費が入っていますが、更に水光熱を含んだ宿泊費や食事代も入っています。
教習料金だけでなく合宿生活費が含まれているなら、合宿の方がコストパフォーマンスがあると考えていいでしょう。
安い時期の合宿料金

[3.手続きが楽]

合宿免許の乗車や学科時間、卒業検定日は教習所でスケジュールを組んでくれますので、その都度乗車や検定試験の手続きは一切必要ありません。また支払いも基本的に入校前の最初の1回だけで済みますので手間もなく安心です。
しかし通いの場合は乗車後に次の乗車の予約を取ったり、電話でキャンセルを確認したり、また検定試験日を調整したりいろいろと手続きが面倒で時間ロスが多いです。
実際、普通二輪免許の時限数は合計45時限になりますが、この時限数を学校や仕事の時間を調整しながら予約を取るのはかなり手間がかかるでしょう。
その点、合宿免許は一回の手続きで全ての教習がスケジュール通りに進むので非常に楽です。

[4.楽しい充実感がある]

合宿免許は全国から免許取得という同じ目的をもった学生が集まるため話があい楽しい事だらけです。
地方の方言が聞けたり、同じ趣味の人がいたり、実は大学が一緒だったり、楽しい出会いが沢山あります。
特に相部屋で一緒になった方とは合宿期間中はずっと一緒に過ごすので、卒業後も付き合いが続くほど仲良くなれます。
他にもその場所の観光地へ出かけたり、特産品やグルメを味わったり観光気分を味わえるのも魅力です。
どうせ高いお金を払って免許を取るのであれば、特別な事がないとイヤと思うなら合宿免許を選びましょう。

合宿免許のデメリット

デメリット大きく3つあります。
1つ目はスケジュール管理されている、2つ目は拘束感がある、3つ目は会話下手はキツイという事です。

[1.スケジュール管理されている]

あの日バイトだから教習を受けない、歯医者だから行かないなど自分の都合を優先して教習を受けることができません。
入校したら卒業するまでは帰宅不可、ご自身の予定に関係なく教習はどんどん進んで行きますので、ある程度まとまった休みが取れる方しか合宿参加はできません。
期間がながくなっても、自分の予定を第一と考えるなら通いを選んでください。ただし教習期限を過ぎてしまうと最初からやり直しになりますので注意が必要です。

[2.拘束感がある]

普通二輪免許なら9日間、大型二輪免許は6日間は教習所に缶詰状態、毎時間、毎日教習がびっしり入っているため丸1日休んでどこか出かけるという事はありません。
また合宿は共同生活ですので教習所や宿泊施設の細かいルール、起床の時間、お風呂の時間、食事の時間なども決められているため窮屈に感じる方もいます。
他人と共同生活が慣れていない方はストレスも貯まるのではないでしょうか?
一人でゆったりストレスなしを第一に優先するなら通い免許がおすすめです。

[3.会話下手はキツイ]

他の教習生と必要以上に話すことはありませんが、同じ屋根の下、ある程度会話は必要です。
話しかけられても「うんともすんとも」言わずにいると、その内一人ぼっちになる可能性大です。
合宿生同士グループでまとまる場合がほとんどですので、その場に入れないと結構辛い合宿免許を過ごすことになるかもしれません。
また指導員から指示やアドバイスをもらった時に出来るだけ話をして教習効果を高める事も、最短で卒業する上では必要なスキルと言えます。
他の合宿生や教習所の環境になかなか馴染めず体調不良になる方も中にはいますので、不安な方は通いを選択した方が無難です。

いかがでしたでしょか?
長期休みが取れるなら料金や楽しさに軍配がある合宿免許を選んでもいいでしょう。
しかし、どうしても抜けられない用事がある、自分のペースを崩してまでは免許はいらないという方は通いがベストです。
会話やコミュニケーション取るのが苦手な場合は、友達と一緒に合宿に参加すれば、それほど辛くないと思います。