バイク免許を一発取得!飛び入り試験を狙う

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いざバイク免許を取得しようとした時、皆さんはまず最初に何を調べますか?も
一つは料金のこと、二つ目はどうやって取るか?になるかと思います。
料金を調べてみると、教習所で取得する場合はスタンダードコースで10万円~15万円と各自動車教習所によって値段設定は色々です。また最寄りの自動車教習所で通って取るか?合宿で取るかによっても料金が大きく異なります。

次にバイク免許を取得する方法ですが、実は二通りあります。
一つは自動車教習所を利用する方法です。もう一つは運転免許試験場で飛び入り試験を利用する方法になります。※原付免許は運転免許試験場で受験になります
運転免許証を手に入れるにもアプローチが異なりますので事前に調べておく必要があります。

免許取得のフローチャート

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教習所を利用する場合は学科教習、技能教習とも定められた規定時限数を段階的にこなし課題をクリアし、技能試験に合格すると教習所を卒業できます。指定自動車教習所を卒業した場合は運転免許試験場での技能試験が免除になり、適性検査と学科試験に合格するだけで免許取得が可能です。プロのインストラクターによる二輪に乗るための法令や技能を修得できるので、一般的な取得方法といえると思います。料金は安くても10万円以上かかるので若い方には結構な負担になるかもしれません。ただし、運転免許ローンを組めたりまた免許試験手続きをスムーズに行える等の利点もあります。

一方運転免許試験場で飛び入り試験をした場合は技能試験、学科試験とも全て運転免許試験場で行うことになります。料金は試験の受験手数料、取得時講習料、交付手数料などがかかりますが、教習料金や時間を節約できるメリットがありとてもお得です。技能試験はとても難しいと言われていますので、ある程度の受験回数で合格しなければ飛び入り試験のメリットはないと思われます。
試験ではバイク免許を取得するための「技能」と「学科」が身に付いているということを証明することになります。つまり教習所で学ぶ普通二輪で技能19時限、学科26時限の能力が身に付いたかという事になり、これを自らが実践することは並大抵の事ではできないと思います。(※所持免許なし、原付免許所持の場合)
しかしながら、実際合格していることも事実です。
ではどのような人が不合格で、どのような人が合格しているのでしょうか?

不合格になる人

受験する人の中には合格に到達するライディングテクニックがまるで身に付いていない方もいらっしゃいますが、それ以前に予備知識が無い人がほとんどです。
・安全装備ができておらず半ズボン、半そで、サンダルな人。ヘルメットもフルフェイスが望ましいです。受講要項をしっかり読んでない人
・受験コースを覚えていない人
・マニュアルを運転した事がなく、エンストしてしまう方(実際いるそうです…)
・道路交通法が全然分かっていない方。
・慣らし運転でスラロームなどの危険運転をしてしまう方。(自分ではその行為が問題ないと思っていますが、実は危険な運転です)

などでこれらは受験する上で基本的な事でスタートラインにも立っていません。まずは法定走行や安全運転の知識、法令などをしっかり頭に入れることが重要です。
また練習場などを利用してある程度法定走行についての技能を身につけてもいいと思います。自分オリジナルの走行はいかに安全を意識していもかならず癖というものが出来てきますので
運転免許試験場では通用しない場合があります。練習場で数回練習するだけなら料金もあまりかからないで済みますし、また合格のポイントが学べるかも知れません。

合格に近い人

飛び入り試験を狙うライダーはある程度運転に自信のある方やバイクの知識を取得している方が多いと思いますので、合格のポイントを押さえることが重要になります。
合格のポイントというのは「試験の仕組み」を知るということです。

・運転免許試験場の見学をする
コースは宝の山と思ってください。出走の出方、安全確認のタイミング、コース1周走行するのにどれくらい時間を要するかなど一度は必ず見学した方が良いです。運転免許試験場の空き時間などであればもしかしたらコースを歩かせてもらえるかもしれませんので、電話で問い合わせて確認して下さい。また
実際試験を行っている時は、しっかり他人の走行を見てどういった走行が正解なのか確認する事も重要です。試験準備の時は試験官も走行する時がありますがこの時は道路交通法に則った走行をしていると思いますので、参考にすると良いでしょう。当日試験で走るバイクの車種や書類の受付方法、待ち合い室の場所など事前に知る事で
当日の緊張はだいぶ抑えられると思います。まずは試験コースの下見をしっかり行い事前に運転免許試験場の情報を入れておきましょう。

・オリジナルのコース図を作る
コース図が売っている場合は必ず手に入れて情報を書き込んで下さい。まずは試験コースの走行順路をしっかり頭に叩き込んだ上で、交差点や
指定速度区間をチェックします。見通しの悪い交差点での徐行ポイントや道路標識をコース図に書き込みます。次は右左折の進路変更のポイントです。
下見の時に信号機の位置をしっかり確認の上コース図に書き込みましょう。
同時に各ポイントでの失敗した場合の減点数なども一緒に書き込む事で、だいぶイメージがつきやすくなると思います。

・減点の走行を考える
技能試験の採点方法は減点式で持ち点100点で70点以上で合格になります。
減点される点数は5点、10点、20点、検定中止と行為によって異なりますが、どういった行為が減点対象になりまたコースのどの位置で注意が必要か
事前に把握することでかなり合格へ近づくと思います。法規走行で失敗してもあまり減点されませんが課題走行では20点減点の走行基準が多様にありますので、コース図にポイントをしっかり書き込んでイメージトレーニングするとよいでしょう。

ここでは一例を挙げます。
[各内容によって5点~20点の減点、また検定が中止なるものがあります]
・クラッチ操作ができず、急発進やノッキング、エンストをしたとき
・ギアが入ったままクラッチを切らずエンジンをかけたとき
・アクセルの空ふかし
・乗車や発進において位置調整をしないときやサイドスタンドを出し忘れた時
・進路変更、右左折時に合図をしない場合

・着座姿勢が不自然のとき、必要な場合にニーグリップしていないとき、ステップバーへの足掛けが常に不適切なとき
・ブレーキレバーを常時2本以上の指で操作しているとき、制動する場合に前後輪ブレーキを同時に使用しないとき
・ギアチェンジ操作不良でノッキングが連続3回以上おきたとき、ギアが不適切なまま走行して通常のアクセル加速がつかないとき
・発進するとき車体後方の安全確認をしないとき、停止、降車においてふらついた時、バランスのくずれをたて直すため足で接地したとき
・カーブや交差点、直線教路、スラローム、急制動などで指定の走行ができなかった場合
・カーブにブレーキをかけながらカーブに入ったとき、またカーブに入ってからブレーキをかけた場合
・右折、左折時に徐行しない場合、黄色の信号で交差点内に進入したとき
・見通し悪い交差点で徐行しない場合、優先道路に進入するときに徐行しない場合
・曲線コース、クランクコースで障害物に車体や運転者の体が接触した場合
・坂道で頂上付近また下り坂を通過するとき徐行しない場合
・技術が伴っていないと判断された時
・進路変更時に、他の交通を妨げる恐れがある場合に道路の右側部分にはみ出した時
・直線狭路コースで脱輪した場合、走行中にエンストした場合
・曲線コース、クランクコースで縁石に車輪を乗り上げたり車輪が逸脱した場合や車体を倒した時。
・スラロームでコース内を順に通過できないとき、エンストや足がついたとき。車体と倒したとき。
・急制動で指定の走行ができなかった場合

二輪車安全講習を利用する

日本二輪車普及安全協会が主催しているグッドライダーミーティングといわれているもので、安全な走行を促進、交通法規やマナーを遵守を目的としている講習会です。各都道府県の運転免許試験場で開講され基礎知識やコーナースラロームなどの走行を訓練できレベルアップが図れます。
担当の方のインストラクターの運転技術を間近で見る事ができ、また法規走行のアドバイスなども行われるようです。費用もそれほど高いものではないですので、
電話で詳細を確認して一度参加してもいいと思います。
二輪車車普及安全協会の詳細はこちら
http://www.jmpsa.or.jp/safety/gm/

飛び入り試験の費用について

試験手数料2,600円、車両使用料1,450円、交付手数料2,050円、取得時講習料16,200円
※料金は予めご自身でお調べください。

ここまでポイントを色々書きましたが、基本的に運転免許試験場での取得は1回でパスする方はいないと思ってください。1,2回程度落ちても落ち込まず、「次は絶対受かってやる」くらいの強い意志で臨まないと合格は掴めません。不合格になるたびに「次はこうしよう」「あそこで一時停止だ」とよりバイクの走行に関心を持ち
安全な走行がいかに大切かわかるはずです。大切なのは基本に忠実な走行です。頑張って下さい。
ここに記載されているものは参考で、運転免許試験場の合格を補償するものではありませんのでご注意ください。