バイクのメンテナンスは自分で行える部分もありますし、ショップじゃないと厳しい場合もあります。
例えばエンジンオイルの汚れを確認したり、タイヤの空気圧は自分で簡単に行える作業です。
一方エンジンや電気系は専門知識を有する事が多いですし、何よりも工具が必要になってきます。
しかしながらある程度構造や作業内容を事前に知っておくと、ショップに頼む時に症状や状況を説明できより具体的に伝えることが可能だと思います。
日頃から愛車を気にかけ大切に扱う姿勢こそがメンテナンスの第一歩になり、安全運転に繋がります。
目次
エンジン周りのメンテナンス
1.エンジンオイルの点検
交換頻度:3,000km~4,000km、または年3回位
エンジンオイルはエンジン内の潤滑、洗浄などする役割があります。
エンジンオイルの量や汚れの確認、エンジンオイルの排出しボルトとワッシャーを外し、オイルフィルターを交換し、新しいエンジンオイルを注入します。
2.冷却水の点検
交換頻度:2~3年 ※確認は2ケ月毎に行いましょう。
エンジン内を回り冷却しオーバーヒートを防ぎます。
アッパーとロアーラインの間に冷却水が確認できれば問題ありません。
エンジンが冷えている時に点検してください。
3.エアクリーナーの点検
吸い込んだ空気をキレイにしキャブレター等の送り込みます。
燃料タンクの下にあり配線が複雑に絡んでいるので、ショップに相談して方が良いです。
タンクが満タンだと重量があるため、燃料が少ない状態で点検してください。
4.スパークプラグの点検
交換頻度:5000km~10,000km
燃料室内に火花を飛ばす役割です。プラグの周りが汚れているとゴミが燃料室に
入ってしまい危険ですので、予めキレイにしておきます。
電気系統のメンテナンス
5.バッテリーの点検
交換頻度:2~3年
セルやライト類の電気類を機能させるのがバッテリーです。
作業は必ずキーをOFFになっているのを確認しから安全に行ってください。
6.ヒューズの点検
バッテリーからの余分な電流を遮断して回路を保護します。
定期的にヒューズを取り外し端子部分が錆びていないか確認します。
7.ヘッドライトバルブの交換
ヘッドライトを取り外し、当たらしバルブを交換します。この時にしっかりライトが正常に
点灯するか確認します。
ブレーキ、クラッチレバーのメンテナンス
8.ブレーキレバーのグリスアップ
クリーナーを使ってキレイに吹き上げますが、グリスはホコリを吸着しますので適量を塗ってください。アジャスターをまわして適切な位置で締めます。
9.ブレーキフルードの交換
握った力をキャリパーに伝える役割です。マスターシリンダーからブレーキフルードがなくなると
気泡が生まれ、エア噛みの原因になります。
10.ブレーキパッドの交換
パッドの減りを確認します。パットは0.8mm以上の厚みが必要です。ブレーキの作業は間違えると
大事故に繋がる恐れがありますので、基本的にはショップで行いましょう。
11.クラッチレバーの調整
頻繁に操作する部品ですので、摩耗がないよう定期的な確認が必要です。
点検・取り付け後レバーを握り遊びが規定の範囲であれば問題ありません。
足回りのメンテナンス
12.ドライブチェーンの調整
交換頻度:1000km~2,000km
エンジンの動力を後輪に伝える役割です。ウェスで一つ一つ吹き上げ後、適度なゆるみがあるか確認します。
緩み張り過ぎの場合はリアのシャフトを緩めタイヤを回るようにしておき再度張り直しをします。
適切な遊び量へ調整します。
13.タイヤの点検
頻度:1~2ケ月 ※発進する場合はできるだけチェックしましょう
手で押してへこんだリ、溝が減っている場合は交換します。
△マークの延長線上の溝にあるスリップサインに減ってきたら交換です。
空気圧を空気圧計で測定し調整します。
※交換頻度は目安になります。個人差で異なります。
まとめ
いかがですか。このようにバイクには様々な部品が組み込まれており、自分で行えるものもあれば、ショップでないと厳しい内容もあります。
バイク免許を取得してバイク購入後にまず確認しなければ行けない事はバイクの構造をしっかり学ぶ事です。
万一運転中に故障してもある程度の知識があれば焦らず対応できますし、適切な応対ができるかと思います。
バイクのメンテナンスをしっかりする事が優良ライダーの基準でありまた安全運転につながるものだと思います。